BioLite | CampStove による木質ペレット燃焼実験 その2

こんにちは、TabascoCatです。

前回の燃焼実験は針葉樹が主原料のホワイトペレット広葉樹ペレットをほぼ同じ条件で燃焼して燃焼時間に差があるのかを検証しました。

今回は火力に差があるのかを確認していきます。

実験に使用するのは前回に引き続き BioLite(バイオライト) | CampStove(キャンプストーブ)と、今回は KettlePot(ケトルポット)を使います。

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このケトルポットキャンプストーブ専用の設計でケトルポットの下部がキャンプストーブにピッタリはまって、サイドから3方向に空気が抜ける構造になっています。

説明書には、「キャンプストーブの炎がよく燃えている状態で1リットルの水を5分で沸騰させることが可能」とあります。

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 今日はコレでホワイトペレット広葉樹ペレットを燃料にして、1リットルの水を沸騰させるまでの時間を比べます。

それでは行ってみましょう!

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 実験前にケトルポットをセットしています、かなり安定しています。

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 広葉樹ペレットから行います。

炎が最大になるまで待ってから湯沸かし開始です。

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 間の写真がないですが沸騰しました。

経過時間はおよそ10分でした。

引き続きホワイトペレットですが、すぐだと器具が温まっているのでひとまず1時間程度放置しました。

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 そこから炎を最大にして・・・IMG_2484.JPG

 こちらも間の画像はないですが、沸騰しました。

経過時間はおよそ8分でした。

総評

ホワイトペレットの圧勝でした!

火持ちに関してはキャンプストーブの特性で高温での燃焼が持続され、同じ体積の燃料であれば燃え尽きるまでの時間に差はありませんでした。

また、火力は広葉樹ペレットに比べると2割も早くお湯を沸かすことができました。

そして今回の比較実験の項目にはありませんでしたが価格に大きな差がありました。

ホワイトペレットは販売されている商品の種類も多く、入手性もメリットがあるうえ価格は安めでした。

調べた限りでは10㎏あたり500円を切る商品もありました、広葉樹ペレットと比べると少し安いです。

しかし、逆に広葉樹ペレットは火力があまり上がりすぎないということが言えそうです。

素早くお湯を沸かしたり、たくさんの食材を一気に焼くような用途ではなく、食材をじっくりと煮込むようなメニューを作る際にはキャンプストーブの風量設定を弱にしているとちょうどよさそうです。

目的に合わせて燃料も使い分けたり、場合によっては両者をブレンドして、その割合をその都度変えて使うといった工夫の余地が広がるのではないかと思います。

長々とお付き合いくださいましてありがとうございました。